台湾散歩で人気講師として活躍中のFrederic先生が台湾華語の文法について解説する「日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決」シリーズ。
台湾華語版、日本語版でお読みいただけます。
今回のテーマは少し複雑な「得」の文法です!
まずは台湾華語版で読んだ後、日本語版を読んで、台湾華語の理解度をチェックしてください。
台湾華語の文法について理解を深めながら、読解力アップにもなりますよ!
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.14
華語中,有一個常常用到,卻有很多不同意思的字,讓學華語的日本人感到頭疼,那就是日語也有的「得」!
日語中的「得る」,跟華語的「得到」的「得」是一樣的使用方法,讀音是「de2」。但是,這個「得」讀成「de」時,又有不同的用法,甚至還能跟動詞連結使用,後面再接一個補語或是副詞來使用,更別說讀成「dei3」時,有「必須」等的意思!
今天就來介紹一下,「得」這個有點複雜的文法,請跟著下面的故事來了解一下吧!
法文說得很好(視聽華語一P169、182)
織田部長有一個兒子,現在是大學生,他常常跟同事說:「我的孩子,運動神經很好,跑得很快!」山下小姐問部長,聽說他的兒子現在到法國留學,不知道法文是否很難學?織田部長很得意的回答,「他的法文說得很好聽!」
這裡就是標準的「動詞+得(de)+補語(副詞)」的公式,這裡的副詞是用來說明這個動作的程度或性質,換句話說,「跑得很快」用日語說就是「走る+得+速い」→「速く走る」:「說得很好」則是「話す+得+うまい」→「うまく話す」。
我得走了(視聽華語二P26、30)
下午兩點,織田部長開完會,走回辦公室開心的對山下小姐說,「剛剛我代表部門,得到社長發的獎金,可以當做下次聚餐的基金。」過了一會兒,織田部長拿起手上的資料說:「快來不及了,我得走了,另外還有一個會要開呢!」
這裡出現了兩個「得」,第一個是「得(de2)到」,跟日語的「得る」的使用方法一樣。另一個「我得(dei3)走了」的「得」是「必須」或「應該」的意思,用日語來說,就是「必ず」,「得走了」就等於是「いかなければならない」!
貴得不得了(視聽華語二P131、134)
下班以後,山下小姐和安田小姐相約一起去吃飯,他們走進一家時髦的法式餐廳,兩個人不禁異口同聲說:「哇!這個餐廳真是美得不得了!」後來,服務生送來兩份菜單,山下小姐看了以後,吃驚的說,「這裡的料理,真是貴得不得了啊!」
這裡出現了「美得(de)不得(de2)了」和「貴得(de)不得(de2)了」,這裡的用法跟「美極了」和「貴得很」的意思一樣,也就是說,「不得了」就有「非常」、「很」的意思了。
結語
華語中的「得」,是一個常用,而且有很多不同意思的一個文字,很多人從「覺得」開始看到這個字,從日語的「得る」開始認識這個字,但在文法上,卻有著許多不同的意思與用法。
希望大家透過今天的三段故事,能夠分別了解「得」在不同地方的不同使用方法,輕鬆的學會這些內容!日後我們會再陸續介紹其他的文法,請大家持續關注我們的專欄喔!
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続いては、台湾華語の「得」について日本語で読んでいきましょう。
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.14(日本語)
台湾華語では、使い方は同じでも意味が異なる文字がたくさんあり、日本語を学ぶ方にとって頭の痛い存在があります。それが日本語でも使われる「得(de)」という漢字です!
日本語の「得る」と、華語の「得到」の「得」は使い方が同じで、「de2」と読みます。しかし、「得」を「de」と読む場合には、また違った使い方があり、動詞に続けて補語や副詞を使うこともできます。さらに、「dei 3」と読むと「必須」といった意味もあります!
今日は少し複雑な「得」の文法について紹介しますので、次の物語に従って理解してくださいね!
法文說得很好(視聽華語一P169、182)
織田部長には息子がいますが、今は大学生で、同僚に「我的孩子,運動神經很好,跑得很快(速く走ります)!」とよく言っています。
山下さんが部長に尋ねますが、彼の息子がフランスで留学していると聞いたのですが、フランス語は難しいですか?
織田部長は自慢げに答えます、「他的法文說得很好聽(フランス語は上手に話せますよ)!」
ここで「動詞+得(de)+補語(副詞)」の公式では、副詞はその動作の程度や性質を説明するために使われます。つまり、「跑得很快」というのは日本語で「走る+得+速い」→「速く走る」と言います。「說得很好」というのは「話す+得+うまい」→「うまく話す」となります。
我得走了(視聽華語二P26、30)
午後2時、織田部長は会議を終えてオフィスに戻り、山下さんに喜びを込めて言います。
「剛剛我代表部門,得到(得る)社長發的獎金,可以當做下次聚餐的基金。」
しばらくして、織田部長は手にした資料を見ながら言います、
「快來不及了,我得走了(いかなきゃ),另外還有一個會要開呢!」 ここでは2つの「得」が出てきます。「得(de2)到」は日本語の「得る」の使い方と同じです。
ところで、「我得(dei3)走了」の「得」は「必須」や「するべき」という意味で、日本語では「必ず」となり、「我得走了」は「いかなければならない」となります。
貴得不得了(視聽華語二P131、134)
仕事が終わった後、山下さんと安田さんは一緒に食事に行く約束をして、おしゃれなフレンチレストランに入りました。二人が口を揃えて言います、
「哇!這個餐廳真是美得不得了!」後で、ウェイターがメニューを持って来て、山下さんが見て驚いて言います、
「這裡的料理,真是貴得不得了啊!」
ここでは「美得(de)不得(de2)了」と「貴得(de)不得(de2)了」という表現があります。こちらの使い方は「美極了」と「貴得很」の意味合いがあり、或いは「不得了」は「非常に」とか、「とても」という意味があります。
まとめ
台湾華語の「得」はよく使われ、多くの異なる意味がある文字 です。多くの人が「覺得」からこの文字を見始め、日本語の「得る」からこの文字を理解し始めましたが、しかし、文法上ではさまざまな意味と用法があります。
今日の三つの物語を通じて、「得」が異なる場所で違う使い方を理解する手助けになれば幸いです!
今後もさまざまな文法についてご紹介していきますので、引き続き専欄をご覧くださいね!