台湾散歩で人気講師として活躍中のFrederic先生が台湾華語の文法について解説する「日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決」シリーズ。
台湾華語版、日本語版でお読みいただけます。
今回のテーマは動詞+不了など「キャパ」を意味する表現についてお話しします。
まずは台湾華語版で読んだ後、日本語版を読んで、台湾華語の理解度をチェックしてください。
台湾華語の文法について理解を深めながら、読解力アップにもなりますよ!
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.18
華語的語法中,有幾種類似日語「可能動詞」的用法,除了過去介紹過的用法以外,今天要另外介紹比較進階式的語法,也就是「動詞+不了」、「動詞+得下」和「動詞+不下」的文法! 這種語法常用在特定的動作,或是將固體或液體裝進固定容量的器具時,能不能放或裝進去的一種表現語法。現在就一起來看看吧!
菜太多,我們吃不了(實用華語二P276、277)
小山主任下個月就要升任部長,為了慶祝升遷,就在中午帶著同仁去餐廳聚餐,他們來到餐廳,小山主任高興的說:「今天我請客,大家盡量點菜,吃得了(食べ切れる)多少就點多少,全部我買單!」大家聽完都高興的大叫,這時,手拿菜單的川上小姐跟旁邊的同事說:「我來點菜,你們快幫忙拿飲料,小林祕書一個人拿不了(持ち運べない、持ち歩けない)這麼多飲料!」 上面故事裡的「吃得了」用更簡單的說法,就是「吃得完」,也就是日語的「食べ切れる」です。
標題上的「吃不了」,說的當然就是「吃不完」,跟「吃得了」的意思正好相反! 故事後面出現的「拿不了」也就是「拿不動」,用日語解釋就是「持ち運べない」。 簡單的說,「動詞+得了」也就是日語「できる」的意思,相反的,如果是「動詞+不了」則是「できない」的意思了。
這個盒子裝得下嗎(實用華語二P227)
大家託小山主任的福氣,吃了一頓豐盛的午餐,小山主任看到大家都放下筷子,就說:「桌上還有一些菜,大家還吃得下(食べられる)嗎?」這時,小林祕書拿出一個便當盒,「不知道這個盒子裝得下(入れられる)嗎?我可以把這些菜打包回去!」 故事裡,出現了「吃得下」和「裝得下」兩個「動詞+得下」的語法,這裡可以發現,「裝」和「吃」都有具體放進去的意思,也就是「裝進去盒子裡」和「吃進去肚子裡」です。
換句話說,「能放進去」用日語來說就是「収まることができる」。
盒子太小裝不下三個麵包(實用華語二P240)
看到小林祕書帶的盒子有點小,親切的川上小姐就說:「小林祕書的盒子太小,裝不下(入れられない)這些菜,還是請店員幫忙打包吧!」小山主任接著說:「既然大家都吃不下(食べられない)了,就麻煩店員打包,看看誰帶回家去好了。」 大家吃完飯以後,準備招呼計程車回公司,小山主任說:「我們有五個人,一輛車坐不下(座ることができない),大家分開搭兩輛車回公司去吧!」
這裡出現了幾個「動詞+不下」的語法,用日語來看就是「動詞の動作が収まらない・不可能である」的意思。所以,像是袋子或是肚子裝不下,以及車子坐不下,都有因為物理性的限制,造成容量或是空間不夠大,放不進去的意思。
結論
這次介紹的「動詞+不了」和「動詞+得下」,以及「動詞+不下」的文法,可以理解,都跟某些行動的物理性的可能或是不可能,另外就是東西能不能裝進容器或者是空間裡面的用法,「動詞」可以是吃、喝、收納等相關的動作。
這幾個都屬於比較進階的語法,希望大家都能透過今天的介紹,認識這些語法正確用法,之後我們會再介紹其他相關的語法,歡迎大家繼續閱讀這個專欄。
・ ・ ・
続いては、台湾華語でキャパを表す表現について、日本語で読んでいきましょう。
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.18(日本語)
台湾華語には、日本語の「可能動詞」に似た使い方がいくつかあります。過去に紹介したもの以外にも、今回はより進んだ文法を紹介すると思います。それは「動詞+不了」、「動詞+得下」と「動詞+不下」です!
これらの表現は、特定の動作や、固体や液体を決まった容量の器に入れられるかどうかを表すときによく使われます。さっそく一緒に見ていきましょう!
菜太多,我們吃不了(實用華語二P276、277)
来月に部長に昇進する小山主任は、昇進のお祝いに同僚たちを昼食に連れて行きます。レストランに到着すると、小山主任は「今天我請客,大家盡量點菜,吃得了多少就點多少,全部我買單(今日は私がおごります。皆さん好きなだけ注文してください。食べ切れる分だけ注文してもらって大丈夫です。すべて私が支払います)!」と喜んで言いました。みんなが喜んで歓声を上げたところで、メニューを持っていた川上さんは隣の同僚に「我來點菜,你們快幫忙拿飲料,小林祕書一個人拿不了這麼多飲料(私が注文するから、みんなは早く飲み物を持ってきて。小林秘書一人ではこんなにたくさんの飲み物を持ち運べないよ)!」と話しました。
このお話の「吃得了」は、もっと簡単に言えば「吃得完」の意味で、日本語では「食べ切れる」となります。タイトルの「吃不了」はもちろん「食べ終われない」という意味で、「吃得了」と逆の意味です。 また、話の後半に出てくる「拿不了」は、日本語で「持ち運べない」や「持ちきれない」という意味です。 簡単に言えば、「動詞+得了」は日本語の「できる」の意味に相当し、「動詞+不了」は「できない」という意味に相当します。
這個盒子裝得下嗎(實用華語二P227)
小山主任のおかげで、みんなで豪華なランチを楽しみました。小山主任は、みんなが箸を置いたのを見て「桌上還有一些菜,大家還吃得下嗎(テーブルにまだいくつか料理が残っていますが、皆さんまだ食べられますか)?」と言いました。すると小林秘書が弁当箱を取り出し、「不知道這個盒子裝得下嗎?我可以把這些菜打包回去(この箱に入れられるか分かりませんが、この料理を持ち帰るように包んでもらえませんか)?」と言いました。
ここでは「吃得下」と「裝得下」の2つの「動詞+得下」の文法が出てきます。ここで気づくのは、「裝」や「吃」が具体的に入れる動作を表しており、「箱に入れる」「お腹に入れる」という意味が含まれている点です。言い換えれば、「収まることができる」という意味です。
盒子太小裝不下三個麵包(實用華語二P240)
小林秘書が持っていた箱が少し小さいのを見て、親切な川上さんが「小林祕書的盒子太小,裝不下這些菜,還是請店員幫忙打包吧(小林秘書の箱は小さすぎて、この料理を全部入れられないので、店員さんに包んでもらいましょう)!」と言いました。小山主任も「既然大家都吃不下了,就麻煩店員打包,看看誰帶回家去好了(皆さんもう食べきれないようなので、店員さんに包んでもらって、誰かが持って帰ってください)。」と言いました。 食事が終わった後、みんなはタクシーを呼んで会社に戻る準備をしました。小山主任は「我們有五個人,一輛車坐不下,大家分開搭兩輛車回公司去吧(私たちは5人なので、1台の車には全員座れません。2台に分かれて帰りましょう)!」と言いました。
ここでは、「動詞+不下」の文法がいくつか出てきます。日本語でいう「動作が収まらない」や「不可能である」という意味です。たとえば、袋やお腹に収まらない、車に座れないというように、物理的な制約によって容量やスペースが足りないことを表しています。
まとめ
今回紹介した「動詞+不了」、「動詞+得下」と「動詞+不下」の文法は、物理的な可能性や不可能性、また物や料理が容器や空間に収まるかどうかの表現として使われます。動詞には「食べる」「飲む」「収納する」などの関連する動作が当てはまります。
これらはより高度な文法の一部であり、今回の解説を通じて正確な使い方を理解していただければと思います。今後もこのコラムで関連する文法を紹介していくので、ぜひ引き続きご覧になってください。
また次回をお楽しみに!