みなさん、こんにちは!
7月23日に私のケータイ、こういうアラームが鳴りました。
同時に街中にもものすごく大きな警報が鳴り響きました。
台湾の「萬安演習」とは
台湾人にはもう慣れた「 萬安演習(wànānyǎnxí)」という空襲演習ですが、 ちょうど台湾に観光に来られた外国人の方や、台湾に住んで1年も経っていない方にとっては、 「え?何があったの?!」と驚くでしょう。
この「萬安演習(wànānyǎnxí)」とは一体なんでしょう。
今年は「萬安演習47号」、ということは、この演習はもう47年も続いています。
1978年から始まった「萬安演習」、目的としては、もし戦争や、テロ攻撃、地震などによる災害が起こった場合、各地域の市政府が素早く対応できるのか、国民が指示に沿って身を守れるのかを確認し、強化するものです。
台湾の「萬安演習」は何をするの?
毎年の演習は多少状況によって内容が変わりますが、 ここ数年はいつも平日のお昼13:30~14:00に行われています。
この時間帯はサラリーマンのお昼休憩ですが、外に出てはいけません。
すでに外にいる人も必ず室内に入らなければなりません。
バスや、タクシーも必ず止めて、人を先に下さないといけないのです
(もちろんその時間のタクシー代の計算は一旦止めます)。
地下鉄、新幹線の駅から出る人にも控えてもらいます。
高速道路を走ることはできますが、 降りたらすぐ止めないといけないのです。
その時、警察は外で室内への誘導をします。
指示に従わない人には3万元〜15万元の罰金が出る場合があります。
この30分、街には人がいない、車が走っていない状態になります。
また、この時消防や兵士たちは模擬訓練を行います。市町村で模擬防災を行う場所もあります。
下に動画のリンクを貼っておきます。興味のある方はご覧ください〜
毎年行う行事ですが、やはり緊張感が出ますね。
この行事について、仕事の邪魔や、迷惑という批判の声も実はあります。
しかし、ここ2、3年ウクライナの戦争を見て、
台湾もいつかそういう苦境に入らざるを得ないかもしれないと考えたら、
こういう練習があったほうがいいと思いますね。
以上〜萬安演習(wànānyǎnxí)の紹介でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!