皆さん、こんにちは!ミアです。
お盆休みがいかがお過ごでしたか?
実は台湾にも似たような行事があるって知っていますか?
今日は台湾のちょっと不思議でおもしろい伝統についてお話ししたいと思います。
台湾の「鬼月(gǔiyuè)」とは
鬼月(gǔiyuè)という言葉を聞いたことがありますか?
「鬼の月」ってちょっと怖い名前ですよね?
ところで、皆さんは「鬼」という言葉を見て何を思い浮かべますか?
日本では「鬼」と言えば、赤い顔に角を持つ、力強い妖怪をイメージするかもしれません。
しかし、台湾華語では「鬼」は死後の魂や幽霊を意味しているんです。
鬼月は、毎年旧暦の7月にやってくる特別な期間で、7月1日になると「鬼門(gǔimén):あの世の扉」が開き、幽霊たちが人間の世界にやってくると言われています。なんだかホラー映画のようですが、実はそんなに怖いものではありません。むしろ、台湾の人々にとっては先祖や亡くなった人たちを敬う大切な時期なのです。
また、鬼月にはいろいろな禁忌や習慣があります。
例えば、「海や川に行かないほうがいい」
「夜に口笛を吹いてはいけない」「結婚式などめでたいことは控えるように」と、
小さい頃からよく教えられています。
「中元節(zhōngyuánjié)」
鬼月の中でも、特に注目すべきは「中元節(zhōngyuánjié)」です。
「中元普渡(zhōngyuánp ǔdù)」と呼ばれる行事で、旧暦の7月15日頃に行われ、鬼月の中心的な儀式です。これは日本のお盆に似た行事で、台湾の家庭や企業では盛大にお供え物を準備し、先祖や幽霊たちを供養します。
日本と台湾のお盆の違いも面白いですね。
日本のお盆は家族で集まり、先祖を敬う行事ですが、台湾の鬼月はもっと公共的で、街全体がその雰囲気に包まれます。
もし台湾を訪れる機会があれば、ぜひ鬼月の時期に訪れてみてください。街のいたるところで中元節の飾りつけやお供え物を見ることができるでしょう。
いかがでしたか?鬼月と中元普渡について少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。
次に台湾に来るときは、ぜひ鬼月の雰囲気を感じてみてくださいね。それでは、また次回!