こんにちは、ミアです!
みなさん、台湾語(台語/ Tâi-gí)を聞いたことがありますか?
台湾では、中国語(あるいは台湾華語)や台湾語が使われています。
でも、70年前には台湾語(台語/ Tâi-gí)を話すことが当時の政府によって禁止されていました。
特に学校の授業では中国語を話さなければならず、台湾語を話すことは良くないとされていたのです。
さらに、中国語を話すのは上品で、台湾語を話すのは野蛮だという価値観が広められました。
その結果、台湾語を話せる人が少なくなり、日常生活の中で使われる機会もどんどん減っていきました。
わたしの祖父と祖母は、その政策が施行される前に生まれました。田舎出身で学校にも通わなかった二人は、台湾語しか話せませんでした。
そのため、わたしが小さい頃は、祖父母と話すときは台湾語を使い、両親とは中国語で話していました。
このように自然に台湾語を学ぶ機会があったのですが、成長するにつれてその機会も少なくなっていきました。
現在では、台湾語を話すことが禁止されるようなことはありません。
むしろ、台湾語復興を願う声が大きくなり、教育機関でも台湾語を復興させる取り組みが進められています。
例えば、小学校では台湾語の授業が導入されるなど、次世代へ言葉を伝える努力が続けられています。
ただ、社会人になってから周りで台湾語を話せる人が少ないと感じるようになりました。
普段の生活の中で台湾語を使う機会もほとんどありません。これはやはり当時の政策の影響がいまだに残っているからだと思います。その結果、わたし自身も子供の頃に比べて台湾語が明らかに下手になってしまいました。
台湾語はとても美しい言葉です。表現力が豊かで、話すだけで独特の温かみを感じることができます。
この素晴らしい言葉がどんどん失われていくのは、本当に悲しいことです。
言葉は文化の大切な一部であり、台湾語を守り、次の世代へ受け継いでいくことが必要だと感じています。

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