みなさん、こんにちは、ミアです!
今年の年越しに「紅包(hóngbāo)」をもらったり、あげたりしましたか?
台湾で「紅包」を聞いたことがありますか?
紅包は赤い封筒にお金を入れて、大切な人に贈る台湾独特の習慣です。お祝いごとや特別な日に、相手への気持ちを込めて贈られるもので、台湾文化を知るうえで欠かせないポイントです!

どんなタイミングで紅包を渡すか、紹介していきたいと思います。
春節(chūnjié)

春節(旧正月)は台湾最大のお祝いシーズン。子どもや若い世代には「壓歲錢(yāsuìqián)」という紅包が渡されます。「1年元気でいられるように」という願いを込めて、両親や親戚が渡すのです。
金額は1,200元とか2,000元が定番で、「6」や「8」といった縁起の良い数字を選ぶのがポイントです!
台湾では、偶数が縁起が良いとされています。
これは、偶数が「ペア」や「調和」を象徴し、良いことが次々と続くという意味が込められているからです。
一方、奇数は「終わり」や「一区切り」を連想させるため、お祝いの場にはふさわしくないとされています。この文化的背景から、紅包の金額は偶数にするのが一般的です。
さらに、最近では若い人が両親や祖父母に紅包を渡すことも増えています。
親孝行で「ありがとう」の気持ちを込めて贈ります。
結婚式でも紅包は大活躍!
台湾では結婚式のときも紅包を贈ります。ご祝儀のようなもので、新郎新婦の新しい生活を応援する意味が含まれるのです。
金額は仲の良さによって変わります。
たとえば、親しい友人なら2,000元から3,600元、親戚なら6,000元以上が一般的です。
もちろん、金額は偶数にするのがルールです。
喪礼の場合は白包を

「紅包=お祝い」というイメージが強いかもしれませんが、喪礼でもお金を贈ります。
ただし、この場合は紅包ではなく、白包と呼ばれています。
白い封筒を使います。金額は1,100元~2,300元くらいが普通で、親しい人には2,500元以上を渡すこともあります。
喪礼では、偶数ではなく奇数が選ばれます。
これは、不幸が繰り返されないようにという願いが込められているからです。
日本との違いは?
台湾の紅包文化は、日本のお年玉やご祝儀に似ていますが、渡すタイミングや金額の考え方に違いがあります。
たとえば、台湾では縁起の良い「偶数」が好まれるのに対し、日本では「奇数」が主流。
また、紅包は赤い封筒が基本です。
日本のお年玉やご祝儀などとはまた違った魅力を持つ紅包文化、ぜひその違いを楽しんでください!