「聞き取りができなくて会話ができない」
「適当に相槌を打ってるだけで実は何を言っているかわからない」
「覚えたはずの単語が、会話では聞いてもわからない」
「発音が同じ単語が複数あって聞き取れない」
「声調の違いがわからない」
実はこんな方が中国語の学習者には多いです。
でもどう勉強したらいいのかわからない。こんな方は必見です!
やることは「聽寫(Tīngxiě ㄊㄧㄥ ㄒㄧㄝˇ ティンシエ)」
聽寫とは?
聽→聞く
寫→書く
「聞いて書く」と言うことです。
つまり何も見ずに聞こえた中国語を書きとる。
書きとる際は
- ①発音記号と声調
- ②発音記号と声調、漢字
「聽寫」がなぜリスニング上達に効果があるか
聽寫 がなぜ効果があるか、それは音に「意識する」からです。
聽寫の場合、いつもは漢字を見て理解できてしまうところを、耳だけに頼って聞くことになります。
そして聞こえた音の発音記号を書くことで自分が聞こえた音がどの発音なのか、どの声調なのかを「意識」します。
聞こえた音を書き取るために音に集中することで、自然にリスニング力が向上します!
始めた頃は2声と3声の違いが分かりづらいと思いますが、音に集中するとだんだん違いがわかってきます。
ちなみに「聽寫」は台湾の語学学校ではお馴染みで、単語の聞き取りの小テストとしてよく実施されています。
「聽寫」のリスニング上達以外の効果
- ①聞き取れない単語が何か明確にわかり、しっかり覚えられる
- ②自然と語彙が増える
- ③単語の発音記号、声調記号を正確に覚えることができる→タイピングで助かる
- ④人の話を集中して聞けるようになる
「聽寫」 のやり方
聽寫のやり方ですが、リスニングする音声が必ず必要です。後から答え合わせをするためにも、リスニングの内容が文章でわかるもの、また動画は字幕があるものがお勧めです。
- ・テキストの音声
- ・Youtubeの動画
- ・ドラマ・映画
- ・ニュース動画
初級者の方はテキストの音声がおすすめです!あまりにも聞き取れないと継続が難しいからです。音声と紙と書くものさえあればいつでもどこでもできます。携帯のメモに聞こえた発音記号と声調を打つのもありです。
聞き取れた!自分成長している!これが継続の鍵なので、あまり難しい音声は選ばず自分を甘やかしてください♪
まとめ
聽寫を初めてすぐに効果が出るかは個人差がありますが、継続していれば必ず効果はあります。語学学習ではなかなかすぐに効果が出ないことが多いですが、音に集中する聽寫であれば、必ずリスニングが上達します。リスニングが上達しないと悩んでいる方、とりあえず始めてみてください!一緒にがんばりましょう!