台湾散歩で人気講師として活躍中のFrederic先生が台湾華語の文法について解説する「日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決」シリーズ。
台湾華語版、日本語版でお読みいただけます。
今回のテーマは台湾華語でよく使われるいくつかの接続詞を紹介します。
まずは台湾華語版で読んだ後、日本語版を読んで、台湾華語の理解度をチェックしてください。
台湾華語の文法について理解を深めながら、読解力アップにもなりますよ!

日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.19
當我們想要邀約朋友時,通常會問問對方有沒有空,這時就會用到「假設」的語氣,例如「要是」或是「如果」之類的話語。然後,我們跟朋友約定以後,想要訂個計畫,就會思考做事情的順序,這時會用到「先+動詞.....再+動詞」的語法,今天想跟大家介紹幾個華語常用的關聯詞,歡迎大家一起來看看喔!
要是業績達標,就去夏威夷旅行(實用華語二:P47、54)
一早,公司開會討論年底的員工旅遊,山上部長宣布:「社長答應,要是我們下半年度的業績達到目標,就可以去夏威夷旅行!」木下小姐聽完,小聲跟旁邊的同事說:「如果沒有達到標準,就只能去居酒屋聚餐嗎?」
故事中「要是……就……」的語法,主要是假設一個條件,能夠滿足那個條件的話,後面的陳述就能實現。以下是這個語法的解析: 要是:假設條件的前提,主要用來引出後面的話題,用日語來說就是「もし〜ならば」。
就:用來強調上述的條件能夠成立時的結果所使用的副詞,用日語解釋就是「〜する」或「〜だ」。
後面出現的「如果」,跟「要是」的用法一樣,但「要是」比起「如果」更為口語化!

先到洛杉磯,再到紐約(實用華語二:P35、56)
開完會,山上部長跟木下小姐說:「我下個月要去美國出差,請你先幫我訂機票!」木下小姐回答:「您的行程跟之前一樣,先到洛杉磯,再到舊金山嗎?」聽到木下小姐的回答以後,山上部長有指示說,「對!你訂機票之前,記得先幫我確認有沒有直飛的班機,然後幫我訂票,再幫我訂飯店。」
這裡出現了「先.....再.....」的語法,這個文法常常用在先後順序的動作上,也就是「先+動詞.....再+動詞.....」句型的應用。翻譯成日語就是「まず+動詞.....また(それから)+動詞.....」的意思。
如果會用到三個持續的動作,就使用「先+動詞.....然後+動詞.....再+動詞.....」的句型,如同最後山上部長的指示,要屬下幫他完成三件事情一樣。

從飛機上往下看,很有意思(實用華語二:P52)
木下小姐跟部長報告已經完成交代的工作時,順便問:「部長常常搭飛機出國,會不會覺得很累?」「當然累!可是,每次飛到不同地方,從飛機上往下看,就覺得很有意思,也就不覺得那麼累了!」部長笑笑的回答。後來,部長又問:「聽說附近有家新開的咖啡店,你知道在哪裡嗎?」木下小姐走到窗邊往下指著說:「你只要從公司門口直走到十字路口,再往右轉就可以看到了。」
這裡使用的是「從+場所往+方向」的語法,用日語來說等於是「ある場所から+ある方向に」的意思。這種語法常使用在表達自己的視線,像是部長說的「從飛機上往下看」,另外就是指示方向如同木下小姐說的「從公司.....再往右轉.....」的用法。

結論
今天介紹的是三個華語常用的關聯詞,不但常出現在在日常生活的對話中,甚至在書信的書寫中也很實用。希望大家能夠透過今天的介紹,了解這些語法的意思,並且活用在各種場合中。今後的語法將從最基本的內容進入稍稍進階的部份,希望大家能持續關心日後更深入的語法喔!
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続いては、台湾華語でよく使われる接続詞の表現について日本語で読んでいきましょう。
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.19(日本語)
友達を誘うとき、たいてい相手に時間があるかどうか尋ねます。このとき、「仮定」の語気を使います。たとえば「要是」や「如果」といった表現です。そして、友達と約束した後、計画を立てようとすると、物事を行う順番を考える必要が出てきます。このときには「先+動詞……再+動詞」の文法を使います。本日は、華語でよく使われるいくつかの接続詞を紹介します。一緒に見ていきましょう!
要是業績達標,就去夏威夷旅行(實用華語二:P47、54)
朝早く、会社で年末の社員旅行について話し合う会議が行われました。山上部長が発表しました:「社長答應,要是我們下半年度的業績達到目標,就可以去夏威夷旅行(社長が約束しました。もし私たちの下半期の業績が目標を達成したら、ハワイ旅行に行けます)!」木下さんはそれを聞いて、小声で隣の同僚に言いました:「如果沒有達到標準,就只能去居酒屋聚餐嗎(もし基準を満たせなかったら、居酒屋で飲み会だけになるの)?」
この物語の中で使われた「要是……就……」の文法は、ある条件を仮定し、その条件が満たされた場合に後の内容が実現できることを表します。
次はこの文法の解析です:
要是:仮定の前提を示し、後に続く話題を導きます。日本語では「もし〜ならば」に相当します。
就:上記の条件が成立した場合の結果を強調する副詞として使われます。日本語では「〜する」または「〜だ」の意味です。 文中に出てきた「如果」は、「要是」と同じ使い方ができますが、「要是」は「如果」と比べてより口語的です。

先到洛杉磯,再到紐約(實用華語二:P35、56)
会議が終わり、山上部長が木下さんに話しました:「我下個月要去美國出差,請你先幫我訂機票!(来月アメリカへ出張に行くので、まず飛行機のチケットを取ってください!)」木下さんは答えました:「您的行程跟之前一樣,先到洛杉磯,再到舊金山嗎?(スケジュールは前回と同じで、先にロサンゼルスに行って、それからサンフランシスコに行かれるのですか?)」木下さんの答えを聞いてから、山上部長は指示を出しました:「對!你訂機票之前,記得先幫我確認有沒有直飛的班機,然後幫我訂票,再幫我訂飯店。(その通りです!チケットを予約する前に、直行便があるかどうかを確認してください。それからチケットを取り、さらにホテルも予約してください。)」
ここでは「先.....再.....」の文法が登場しました。この文法は、物事の先後関係を表現するのによく使われます。具体的には「先+動詞.....再+動詞.....」という構文です。日本語に訳すと「まず+動詞.....また(それから)+動詞.....」となります。
もし動作が3つ以上続く場合、「先+動詞.....然後+動詞.....再+動詞.....」という構文を使います。これは山上部長が指示した3つのタスクを完了する際の例のようなものです。

從飛機上往下看,很有意思(實用華語二:P52)
木下さんが部長に、指示された仕事を終えたことを報告した際、ついでに尋ねました:「部長常常搭飛機出國,會不會覺得很累?(部長はよく飛行機で海外に行かれますが、疲れませんか?)」「當然累!可是,每次飛到不同地方,從飛機上往下看,就覺得很有意思,也就不覺得那麼累了!(もちろん疲れるよ!でも、毎回違う場所に飛んで、飛行機の上から下を眺めるととても面白いから、そんなに疲れを感じないんだよ!)」と部長は笑顔で答えました。
その後、部長が尋ねました:「聽說附近有家新開的咖啡店,你知道在哪裡嗎?(近くに新しいカフェができたと聞いたけど、どこにあるか知っている?)」木下さんは窓のそばまで行き、下を指差して言いました:「你只要從公司門口直走到十字路口,再往右轉就可以看到了。(会社の正面口からまっすぐ行って十字路に出たら、右に曲がればすぐ見つかりますよ。)」
ここでは「從+場所往+方向」の文法が使われています。日本語では「ある場所から+ある方向へ」に相当します。この文法は、視線を表現する際によく使用されます。たとえば、部長の「從飛機上往下看(飛行機の上から下を眺める)」という表現や、木下さんが言った「從公司.....再往右轉.....(会社の正面口から.....右に曲がる)」といった指示を伝える場面です。

まとめ
今回紹介したのは、華語でよく使われる3つの接続詞です。日常生活の会話だけでなく、書簡の作成にも非常に実用的です。
本日の説明を通じて、これらの文法の意味を理解し、さまざまな場面で活用できるようになればと思います。今後の文法解説は、基本的な内容から少しずつ高度な内容へと進んでいきますので、引き続きこのコラムをお楽しみください。
また次回をお楽しみに!