皆さん、こんにちは!ミアです。
前回は台湾の「鬼月」について話しましたが、今日は「鬼(guǐ)」いう言葉の特別な使い方をいくつか紹介していきたいと思います。
前回も話しましたが、日本語と違って、中国語の「鬼」は幽霊や亡霊という意味がありますが、実は日常生活で比喩的に使われることが多いのです。
特に、人の性格や行動を面白く、時にはちょっと貶して表現することがあります。では、どんな「鬼」があるのか見てみましょう〜
酒鬼(jiǔguǐ)
まずは「酒鬼」です。この言葉は「飲んべえ」や「アルコール中毒者」を意味します。
例えば、友人が毎晩のようにお酒を飲んでいるなら、「他是個酒鬼!」と冗談混じりに言うことができます。少しネガティブな意味合いを持つことが多いです。
お酒好きな方がいるときには、親しみを込めて軽く使ってみてください。
膽小鬼(dǎnxiǎoguǐ)
続いては「膽小鬼」です。これは「臆病者」や「怖がり」を意味します。
例えば、ホラー映画を一緒に見ようと誘った友人が「無理、怖すぎる!」と言ったら、「你真是個膽小鬼」と返してみましょう。
日本語の「チキン」と似たようなニュアンスで使えますが、少し可愛らしい響きがあるのが特徴です。
愛哭鬼(àikūguǐ)
「愛哭鬼」は「泣き虫」を意味します。ちょっとしたことで涙を流す人に対して使うことが多いです。
「愛哭鬼,別再哭了」と、愛情を込めて言えば、相手もクスッと笑ってくれるかもしれません。
日本語の「泣き虫」と同様に使えますが、可愛さや愛嬌が含まれる表現です。
懶惰鬼(lǎnduòguǐ)
次に紹介するのは「懶惰鬼」です。これは「怠け者」を意味します。例えば、週末に家でダラダラ過ごしている自分を「我是個懶惰鬼」と認めてしまうこともあります。
自己反省を込めて使うのも良いでしょう。
小氣鬼(xiǎoqìguǐ)
最後に「小氣鬼」を紹介します。これは「ケチ」を意味します。
例えば、友人が何かを買う時にいつもお金を出し惜しみしているなら、「你真是個小氣鬼!」と軽くツッコミを入れてみましょう。
日本語の「ケチ」と似ていますが、冗談っぽく使うことで、場の空気を和ませることができます。
ただし、相手の気持ちを考えて使うことが大切です。
いかがでしたか?台湾華語の「鬼」を使ったこれらの表現は、日常会話の中で相手との距離を縮めるのにぴったりです。
台湾を訪れる際には、ぜひこのユニークな表現を使ってみてください。現地の人々との会話が一層楽しくなることでしょう。
それでは、また次回でお会いしましょう!